オートクチュールのメゾンとして、1946年に誕生した「クリスチャン・ディオール」。
ウェストが細い丸みのあるレディス・スーツと、当時としては贅沢に布を使ったプリーツ・スカートを組み合わせたモードを、1947年の初コレクションで披露して、ファッション・シーンの一時代の幕開けを担いました。現在はプレタポルテとビューティー・ラインが中心です。

こちらは、そんなクリスチャン・ディオールのフレグランス・ラインから、2014年に発売されたレディス香水です。オリジナルは、2002年に発売されてスーパーヒットした「アディクト」で、今回はそのリニューアル・バージョンとなっております。
もともと同じ名前で何度も売っていて、2012年にもまったくおなじような商品があってまぎらわしいので、お気をつけくださいませ。ボトルの下に「DIOR」と書かれているものが、2014年版です。

香りは、甘いフローラル・バニリックの香調がベース。オリジナルと似たようなバニリック系にしあげられております。
マンダリン・リーフやオレンジ・ブロッサムなどが、スタイリッシュなフローラル・スパイシーを香り立たせるトップから、
サンバック・ジャスミンなどが、クラッシーなフローラル・ノートを浮かび上がらせるミドルへ。
ラストはバーボン・バニラなどが、メロウなバニリック・スウィートを香らせて、グラマラスなセンシュアリティーをアピールしてくれそうです。

調香は、2007年から2021年までの専属調香師で、「ミッドナイト・プワゾン」や「ミス・ディオール」、「プワゾン・ガール」などの大ヒット作を手がけたフランソワ・デュマシー。プロデュースは、親会社のモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンです。

セミ・オリエンタルなフローラル・バニリック系で、秋冬のシーズンに活用できるでしょう。オー・ド・パルファム(EDP)らしい濃さでロングラスティングなところもグッド・ポイントです。
オリジナルや、2012年版、オー・ド・トワレ版などと香りを比較してみるのもいいかもしれません。ボトルやボックスは、アディクト・シリーズでおなじみの、スリムなデザインとなっております。


直射日光のあたるお肌に香水をつけますと、まれにかぶれたりシミになる場合がございます。
可燃性製品は火気には十分ご注意ください。
傷やはれもの・湿疹など、異常のある部位にはお使いにならないでください。
フレグランス商品は、シルク・薄い布地や白または淡い色の衣服には、シミになることがありますので、直接おつけにならないでください。
目に入ったときは、直ちに洗い流してください。


香料成分の特性上、時間の経過や季節によって澱(オリ)が見られる場合があります。乳幼児の手の届かないところに保管してください。
極端に高温または低温の場所、直射日光の当たる場所には保管しないでください。
使用後は必ずキャップをしっかりと閉めてください。



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